診療の流れ

オーラルヘルスケアプログラム OHCP

オーラルヘルスケアプログラム(OHCP)とは、精密検査によりむし歯や歯周病のリスクを把握し、患者さんのリスクに応じて、患者さん一人一人に合わせた予防プログラムを作成し、それに基づいた最少の治療を行い、治療終了後には、個人に合ったメインテナンス(検査とクリーニング)を定期的に行っていくシステムです。

当院では定期的にメインテナンスに通うことで、健康を維持していくことを目的に全ての患者さんに、オーラルヘルスケアプログラム(OHCP)の流れで診療をおこなっております。

  • 初診
  • 基本検査
  • カウンセリング
  • 初期治療
  • 再評価①
  • 修復治療
  • 再評価②
  • メンテナンス

初診(1回目)

1.問診票記入

来院されましたら、受付で問診表をお渡ししますので、 できるだけ詳しくご記入ください。
(初診時は、問診票の記入がありますので、予約時間の10分~15分前にいらしてください)

2.初診コンサル

歯周病やむし歯は予防できる病気です。
予防していくことによってどのように変化していくのかなど、家族予防の重要性を中心に担当のスタッフよりお話しをさせていただきます。

3.担当歯科衛生士ごあいさつ

今後、担当させていただく歯科衛生士が診療室までご案内いたします。 (状況に応じて、担当が変更になる場合もあります)

4.問診

問診表の内容を確認し、ご希望やお悩みをお聞きします。

5.リスク検査

お口の中のむし歯菌の攻撃力と抵抗力を調べます。

基本検査(2回目)

1.歯周基本検査

歯肉炎や歯周病の状態を調べます。

2.X線(レントゲン)写真撮影

肉眼では確認できない虫歯、歯周病の進行状況を調べます。

3.口腔内写真撮影

現在のお口の状態を記録し、後の改善度と比較します。(口腔内12枚、顔3枚)
唇を引っ張ったりする時は、患者さんに少し手伝っていただきます。5分以内で終わります。
(大切な個人情報ですから外部には絶対に漏れません。)

※応急処置:お口の中の状態に応じて応急処置をいたします。

カウンセリング(3回目)

前回の検査結果と今後の治療計画を説明します。
「予防」はご自身が「生涯健康でありたい!」というご理解がないと継続しがたいものです。
そのために自分自身のお口の中の状況をよく分かっていただき、「健康を守り育てる」ための治療計画と方針を十分に理解していただきたいのです。

初期治療(4回目以降) ※お口の中の状況により来院回数は変わります

1.歯石除去

超音波スケーラー、手用スケーラーなど専用の器具を使って歯石を除去します。

2.歯周病の治療

歯肉に隠れている歯石の除去をします。

再評価①

再評価①最初に行った検査からどれぐらいお口の中が改善されたか調べ直します。
※口腔内写真撮影(2回目)
一度歯石除去しただけで、改善される患者さんもいれば、もう少し時間をかけて整えた方がいい患者さんもいらっしゃいます。

修復治療

基本治療が終わり、治療の必要な歯があれば治療計画に沿って治療を行います。

再評価②

お口の中の歯石除去(初期治療)、治療が終了した段階で、2回目の診察(基本検査)と同様の検査を行います。
※口腔内写真撮影(3回目)
今までの治療と予防が適切だったのか?治療計画に変更の必要はないか?を判断します。
ですから、記録はとても大切になります。
また、歯肉の状態やご自宅でのセルフケアのチェックをして、今後のメインテナンス期間を決めていきます。

メインテナンス

患者さんのお口の状態によりメインテナンス期間は変わってきます。患者さんごとの予防プログラムに基づき、担当歯科衛生士がプロフェッショナルケアを行います。

健康な口腔内を維持するには、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアとご自宅でのセルフケアが重要です。